雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

10月21日 「木綿のハンカチーフ」誰もが都会に憧れた時代

2020.10.22

 筒美京平さんが亡くなった。尾崎紀世彦「また逢う日まで」、岩崎宏美「ロマンス」、太田裕美「木綿のハンカチーフ」、ジュデイ・オング「魅せられて」みんな筒美さんの作曲だ。
 自分にとっては「木綿のハンカチーフ」が強烈である。1975年の曲である。これは松本隆の作詞で4番目まであり、田舎男が都会に旅立ち都会の絵の具に染まってしまう歌なんですよね。でも、これを聞いていていつか俺もと思った男はいっぱいいたんではないか。そんな誰もが都会に憧れた時代だった。歌詞はもちろんいいが、メロディーがいいからこそ歌詞が生かされる。
 都倉俊一は、「「僕は旅立つ~♪」というあたりは、彼女(太田裕美)のロングトーン、ハイトーンを見事に生かすような曲だった」と評している(朝日新聞2020.10.18)。

馬場秀幸  カテゴリー:その他