雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

10月9日 美術館で『芸能科の記憶ー学び舎から飛び立った作家たち』を観る

2022.10.09

 よかったなあ!
 学生さんたちのエネルギーが伝わってくる。
 かつて、高田公園の中には、新潟大教育学部高田分校芸能科がありました。私もうっすら記憶に残っている。私が高校の頃、大人びた感じのお兄さんやお姉さんが公園の中を歩いていたのを覚えている。そういえば、私の友だちは、大学生から楽器を習っていたとか言っていた。
 
 この企画展が開かれたのは、高田公園の中にある小林古径美術館。
 古径といえば、日本画の大家だ。そんな古径の美術館を利用して大学生たちの美術展をするなんてよく思いついたものだ。
 「一体、誰が企画したんだろう?」と私は考える。
 この企画はすごくいい。さすがだなあ。
 
 高田分校は、高田の地元に根付いていました。そこから芸術の専門家が巣立ち、いろいろなところで、創作に励んだり、学生の指導をされています。私が大好きな村山陽先生の絵もありました。前衛芸術で著名な三和の前山忠さんの作品もありました。根付いていたからこそ、閉校になってしまうときは、地元が大学と一緒になって閉校の反対運動も起こりました。今回の企画展はそういう歴史も伝えてくれて地元民にとっては勉強になります。
 
 この企画展は12月18日まで。また、行ってみようと思います。

馬場秀幸  カテゴリー:書籍・映画