雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

2月17日 債務整理 説教でなくて怒り!

2022.02.17

 お客さんの相談をうけていると「助けを求めて弁護士事務所に行ったが、説教されて帰ってきた」という人がいる。
 さすがに、アドバイスもせずに説教するのはおかしいだろう、だから自分はなるべく事件解決の助言や仕事に徹している。
 そうは言っても、顧客を前にして非難してしまうことがある。
 例えば、破産の申立ての弁護士に依頼していながら、その最中に浪費をしたり新たな借入をしてしまう人がいる。空いた口がふさがらない。人に債務を軽減するという「火消し」の仕事を頼みながら、自ら「火起こし」をするわけだから、その神経を疑ってしまう。
 つい最近も、似たような事例があった。会社に多額の負債があってその立て直しの仕事を弁護士に頼んでおきながら、知らないところで年利60%もの利息を取るところから平気で金を借りている人がいた。弁護士に対する仁義もないし、さらには身の程知らずともいえる。ヤミ金から金借りるなんてアホだろうと怒った。これは説教ではなくて怒りである。こっちも真剣勝負だ、怒って何が悪い?
 

馬場秀幸  カテゴリー:仕事