いろいろな方が、ジャックランド終刊を話題にされていますので、そろそろ私もお話させていただきます。
　ジャックランドは今年の３月号が最後。当然、私の連載「法律相談室」も終了みたいです。
　２００３年５月号から始まって今回まで２００回余り。自由に書かせていただきました。余り考えることもなく勢いで書いたのは最初の数回くらいで、その後はどんな設問にしようか毎月悪戦苦闘していました。しかし、私にとっては法律事務所を普段縁遠いとか敷居が高いと思っている方々と自分の事務所とを結び付けてくれる社会の窓のような存在で、本当に書くことが苦しいけれど楽しみでした。もうそろそろやめたほうがいいのかなと思いながら、それでもたまにお客さんから「読んでいますよ」と言われると有頂天になり、又続けさせてもらう、そんなことの繰り返しでした。
　雑誌の編集というのも大変な仕事だと思うんです。絶えず変わらないと飽きられる。よく頑張られたと思います。
　ジャックランドは現代の地元文化の一翼を担っていたのではないかと思います。ネットやＳＮＳ隆盛ですが、ボクは活字文化は決して死なないと思います。また、ジャックランドの創業者の熱意をまた継ぐような新しい雑誌がでてくるんじゃないか、ボクは楽観的にそう思っています。植木さん、編集部の皆さん、ホントにお疲れ様。そしてありがとうございました。