雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

3月13日 新型コロナウイルスの影響が身近なところにもでてきた。

2020.03.13

 今日は朝から調停だった。書記官室に行ったら、2階にある通常の待合室とは別の3階の待合室で待機してほしいと言われた。部屋を二つに分けて待合室の密度をすくなくすることが目的だったようだ。法廷の傍聴席も傍聴人の間隔を1メートルずつ開けなければいけなくなったらしい。法廷なんて広いし、傍聴人なんて傍聴するだけで話なんてしないのだから、大袈裟だなあという感じがする。
 私たちの身近なところでもコロナの影響がでてきている。例えば、高校の新入生は制服を購入しなければならない。通常は学校の体育館で新入生と保護者とを一同に呼び寄せてそこで丈を測るなどして制服の売買をする。しかし、高校は体育館を使えないという。市民プラザを利用しようとしたら、使用不許可と断られたという。一体どこで販売すればいいのか?戸別訪問では業者の手間がかかりすぎるだろう。こういうのは、高校が責任をもって何とかしなければいけないと思うのだが、外からみていると万が一の責任を負いたくないのか、体育館を使えないというだけで「こうしましょう」という指示がない。情けない。
 ある料理屋はコロナが一段落つくまで臨時休業するらしい。3月の宴会や結婚式などが軒並みキャンセルだという。貸衣装屋も同じで結婚式は延期。上越市の成人式も11月に延期になった。貸衣装の出番がまったくないらしい。
 本当に収束時期がいつなのか?それがわからないとどれだけの資金が必要になるのかわからない。また、業者への支援は無担保無保証とはいえ「融資」である。元金は返済しなければならない。返済の目途が立たなければ、融資を受けたとしても苦境からの脱出は難しい。 

馬場秀幸  カテゴリー:その他