雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

4月11日 この国って・・・何だかなあ・・・。

2021.04.11

 住宅ローンの融資を受けている銀行から電話がきた。内容は、所得税の申告書を見せてほしいと。今まではそういうことを要請されてはいなかったので何でだと聞いたら「合併して手続きが変わったもんで」という回答だった。おいおい合併はそっちだけの事情だろ、オレの信用は何も合併で変わったわけではないだろう、というが、その行員は「決まりなもんで」だとか「他の方々には一律に協力してもらっているので」とか形式的な対応だった。当然のことだがお断りしておいた。それにしてもなんだかなあである。決まりきったルールを押し付けても顧客は黙ってついてくるとでも思っているのか?
 あるお役所に行った。いつも印鑑を押している書面にいつものように印鑑を押そうとしたら、職員さんから「サインでもいいみたいですよ」と言われた。う~ん、今流行りの印鑑廃止の流れに乗ったのかなあと思った。まあ、たしかに出席簿みたいな書類だから本来ならどうでもいいのだが、僕にはやっぱり気に入らない。必要がないなら、もっと早く自分たちの頭で廃止して署名に切り替えることができなかったものか?もちろん、これは私にとっては印鑑を持ち出す手間が省けるので文句も言わずサインしましたけれどさあ。
 トップの考え一つで今までの慣例がガラッと変わる。余り下の人々は頭を悩ますこともせず。これが何だか少し怖く思うのである。

馬場秀幸  カテゴリー:その他