雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

4月10日 松本隆 岡林信康に刺激を受ける

2021.04.10

 松本隆さんといえば、「木綿のハンカチーフ」、私にとってはね。自分がまだ中学1年生だった頃の大ヒット曲。都会と地方の格差をラブソングで表現してしまったからすごい。

 朝日新聞の取材で、フォーク歌手の岡林信康(74歳)が新譜を出したことに「大きな刺激を受けた」という。70歳を過ぎて作詞作曲ができるなんて、脳が固くなって日本人には無理だと思っていたそうだ。「70歳を過ぎても、自分は終わったと思ってはいけないんだ」

 記事では、体が弱くて26歳で亡くなった妹さんのことにも言及する。「妹が小学校に上がるとランドセルを二つ背負い妹の手を引いて学校に通った」「僕の詩が弱い人たちの力になれればいいなとずっと思ってる」(以上「朝日新聞 be on Saturday 4.10」)。
 
 人は昔に比べれば寿命も延びて体は元気になった。でも、心はどうか?長くなった余生をどうしたら有意義に使いこなせるかなかなか考えが定まらない人は多いのでないか?そういう意味で岡林さんや松本さんのような人たちの生き方は参考になるはずだ。

 たしかに、彼らには才能がある。でも、大切なのは才能ではなくて「気概」「気持ち」だと思う。松本さんは自分に根強くあるのは「弱者救済」の感覚だと言っている。

馬場秀幸  カテゴリー:その他