雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

4月17日 渋谷の映画館で観た「時をかける少女」

2020.04.17

 大林宜彦監督が亡くなった。さみしいな。
 1983年8月だったと思う。ボクは、大学の部活の友人から「探偵物語」を観ようと誘われて渋谷の映画館に行った。友人は、その当時ブレイクしていた薬師丸ひろ子を観るのが目的だったのだ。
 映画は二本立てで、最初に観たのが「探偵物語」。実は、自分としては余り面白くもなかった。目当ての映画が終わったので帰ろうかと思ったが、もったいないので2本目も観ようということになった。その映画が「時をかける少女」だった。二本立てだったが当然売りは「探偵物語」、「時をかける少女」はおまけ。レコードでいえば前者はA面、後者がB面だった。
 ところが、実は「時をかける少女」自分としては「探偵物語」よりもすごくおもしろかった。何よりも無名の新人原田知世がかわいらしく、尾道の情景も素晴らしかった。その監督が大林さんだということはずうっと後に知った。
 大林さんには数年前高田世界館にも来てもらった。たしか、「転校生」を上映したときだと思う。その時ボクはチケットのもぎり担当で番台にいた。番台のところで、大林さんと握手した写真を友人が撮ってくれた。今もそれは宝物だ。

馬場秀幸  カテゴリー:その他