雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

5月18日 芸能人の政治発言への批判は、所詮「素人は政治に口を出すな」と同じこと。

2020.05.18

 検察庁法の改正が今国会見送りになりました。
 皆さんが声を出したことの賜物です。私は素直に喜びたい。まだまだ楽観はできませんが。
 「検察庁法の改正反対」のツイッターが500万以上になりました。その中で多くの芸能人や著名人が声を出したことが話題になりました。
 「よくわかっていないで発言するな」みたいな批判が多かったのではないでしょうか?結局、著名人だから批判の対象とされてしまいましたが、言っていることは「素人は政治に口を出すな」と同じことなんですよね。だから、著名人に対する批判は私たち素人に対しても向けられているものと考えたほうがいい。
 私の言いたいことは二つ。
1 政治は私たちの暮らしと繋がっている。だからこそ私たちにはモノを言う権利がある。政治を特別なものとか専門的なものだと言って特別扱いするのは間違って  いる。
2 わからないからと言って政治的な発言を控えるというのは間違っている。政治は私たちの暮らしと繋がっている。だからこそ、政治家にその姿勢や行動を問う権利がある。これに対して政治家はその問いかけに誠実に回答する義務がある。

馬場秀幸  カテゴリー:その他