雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

5月2日 日本テレビの土曜ドラマ「コントが始まる」第3話を観る

2021.05.02

 第3話の主題はといえば「生きづらさ」ってことだろうか?
 春斗(菅田将暉)の兄・俊春(毎熊克哉)は昔から非の打ち所が無く、勉強も運動も常にトップクラス。エリートサラリーマンで結婚もし順風満帆な人生を送っていたが、悪徳商法にはまり、離婚、退職をして、今では実家の部屋に引きこもり、部屋から出るのはシャワーを浴びる時だけの廃人のような生活を送っていた。春斗も家族も、兄との関係に気をつかう。 
 里穂子(有村架純)は、真面目に交際をしていた彼氏がいて、結婚式の下調べまでしていた。ある日、彼から結婚することにしたと言われたが、その相手は実は自分とは違う別の女性。自分はその2人のために結婚式の下調べをさせられていた。会社でも、トラブル解決を手伝ったらいつの間にか自分が全責任を負わされる羽目になり、結局会社に居づらくなって会社を退職した。1週間くらいマンションで何もせず。これもまた廃人同様の状態でいたが、妹のつむぎ(古川琴音)が発見して助け出される。
 心がダメになり、体が疲れていく。どんな人でもあるんではないでしょうか。そして、そんなキズを負った人を押し付けがましくなく気遣う弟や妹がステキです。
 コントの3人組と2人の姉妹の物語は、ずいぶん昔の「不揃いの林檎たち」の2021年版のように思います。第4話が楽しみです。

馬場秀幸  カテゴリー:書籍・映画