雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

5月23日 コロナのとばっちりその10 内閣支持率27%に急落

2020.05.23

 安倍晋三さん、今何を思っているでしょうか?
 「東京オリンピックを予定通り開催し、その成功の余韻が覚めないうちに衆議院解散、総選挙で安定多数を確保して、そして憲法改正国民投票だ。河合元法相夫妻の公選法違反?そんなもの黒川を検事総長にすれば大丈夫!これが全部ご破算になってしまった。」
 そして、毎日新聞によれば、内閣支持率は27%(前回40%)に急落。
 そう、安倍晋三さん、コロナのとんだとばっちりを受けてしまった、と思っているかもしれない。
 でもね。そうじゃないと思うんです。
 国民は忘れません。⑴2月、新型コロナが中国で拡大しても、4月の中国首脳の日本訪問を実現したいがために中国からの渡航禁止をなかなかしませんでしたよね。⑵4月、国民に自粛要請をしても、自粛と補償はセットだという国民の悲痛な叫びには最後まで及び腰だった、多くの国民は「政権は国民を助けてくれないんだ」と思ったんではないでしょうか。
 それから、安倍さんが自宅でくつろぐ動画も話題になりました。篠田ミルさんという音楽家はこのように言ってます「そんな折、安倍晋三首相が星野源さんの「うちで踊ろう」に便乗して自宅でくつろぐ動画をSNSで発信しました。動画に添えられた言葉は「友達と会えない。飲み会もできない」。自粛で生活の糧を失い、途方に暮れている人がいることがわからない。首相と側近らの想像力のなさに僕は寒気を感じました」(朝日新聞2020.5.21、篠田ミル「文化人も困窮する一市民」)。
 コロナという危機に直面しても、国民の要求に寄り添って行動をしていれば、こんなに民意が離れることはなかったのではないんでしょうか。
 いつも、安倍さん、困ると責任を転嫁する、例えば森友の時は籠池さんに、改ざん文書の時は財務省に、そして今回もあっという間に黒川さんの件は法務省に、責任転嫁をしましたよね。でも、もうやめましょう。支持率の急落はコロナでも黒川さんでもありません。責任は安倍さん自身にあります。自業自得という他ありまえん。

 

馬場秀幸  カテゴリー:その他