雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

6月4日 政治家は尾身さんの発言に真正面から挑むべき。その2

2021.06.04

 少し前の記事になりますが、豊永郁子さんという政治学者が女性宰相のサッチャーとメルケルについての共通点を論じていました。
 サッチャーとメルケル。いずれも在任期間は長期に及び多くの業績を遺した。
 この二人には三つの共通点がある。一つ目は信仰、二つ目は勤勉さ、そして、三つ目が科学。二人はそれぞれの国で初の理系出身の首相であった。「彼女たちは科学者らしく、現実的で合理的、論理的で緻密だ。感情に流されず冷徹に物事を分析し、様々な可能性を見分ける。情報を徹底的に集め、秩序だった仕事の進め方をする」(朝日新聞201911.21豊永郁子「政治季評 サッチャーとメルケル 共通する三つの内的資質」)。

 日本のリーダーはどうだろう? 野党に質問されただけで感情的になる。科学者が批判的発言をすればそれを「別の地平」とか「自主研究」と言って突き放す。サッチャーとメルケルに学ぶことは多いのではないか? 
 

馬場秀幸  カテゴリー:その他