雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

7月22日 何が自分にとって幸せなのかは自分だけが知っている

2022.07.22

 今日は、離婚をしたいんだけど、それをすると両親に申し訳ないと思っている女性が相談に来られました。離婚すること=親の期待を裏切ること、のように思っている。
 でも、どういう生き方が一番いいのか、何が幸せなのか、ということは自分が一番よく知っている。たしかに、親は婚姻の継続を望むかもしれない。しかし、それで自分の子が元気がなくなったりしていくのであれば、それは親の本意ではない。親もその子の幸せを願っている。むしろ、離婚をして生き生きとした姿を見せることができるなら、そのうちにきっとご両親もあなたのした選択に理解を示してくれるんではないでしょうか。
 また、離婚をしたらいろいろと親に迷惑をかけてしまう、ということも気にされていた。迷惑かけていいではないですか。ビジネスの世界は一般的にギブアンドテイクと言われている。しかし、親と子の世界は違う。親は子育ての対価を必ずしも期待しない。親は、子が自分の愛を受け止めてくれれば十分である。だから、親が助けてくれるというのであれば、助けてもらえばいい。それがホントに申し訳ないと思うなら、後の人生かけて恩返しすればいいと思うんですね。
 親は子の幸せを願う生き物だと思います。

馬場秀幸  カテゴリー:その他