雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

8月1日 逮捕されても人生終わりと思わないでほしい。

2022.08.01

 7月12日に書いた新潟の警察で勾留されてしまった被疑者の事件、無事に不起訴で終わった。23日間の勾留期間のうち、計4回接見に行った。往復240キロの車の旅を4回したわけだ。5日に1回の割合での面会だった。被疑者が満足してくれたかどうかはわからないが、一応の義理は果たし、結果も不起訴に終わりよかった。もう、事件は起こさないで、と切に思う。
 車を運転しながら考える。逮捕されたことはプラスくらいに思っていいのでは。逮捕されなければ、悪行をずうっと続け、もしかしたら将来もっと重い罪で捕まっていたかもしれない。だったら、今逮捕されて反省の機会を得たことはいいことなんではないか。それに、勾留期間中というのは取り調べの時間以外はひまである。このひまを利用して今までの行動や生活を余裕をもって反省することができる。逮捕されたら、人生終わりと思うかもしれない。しかし、それは違う。立派に更生した人はたくさんいる。逮捕されたり刑罰を受けることも、長い人生の上でプラスに利用できるはず。

馬場秀幸  カテゴリー:仕事