雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

8月8日 修習生に戻って学び直してみたいと時々思う。依頼者を説得する技術

2022.08.08

 暑い日が続く。
 ある交通事故の事件。過失割合が問題になる。審理を重ねるうちに事案がわかり、おおよその過失割合も決まってきた。裁判官も、代理人も、話し合いで決着かあ、という雰囲気になる。
 しかし、依頼者は納得しない。私には非がないから、裁判官が提案した過失割合にはなっとくできない、という。事故の賠償は保険会社がすべて負担してくれるのだから、過失割合に執着しなくてもいいだろうとこちらは思うのだが、それでも依頼者は納得しない。
 結末がわかっているけれど、依頼者がウンといわないために和解できない事件。交通事故に限らず結構ある。
 こういう時って他の弁護士はどのようにして依頼者と話をして和解に持ち込んでいくのだろうか?司法修習生に戻って勉強してみたい気持ちになる。

馬場秀幸  カテゴリー:仕事