雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

9月10日 火打山を目指す その3

2022.09.10

 火打山山頂への道のりは長かった。 
 9月10日。晴天だった。
 朝5時30分に車で家を出た。6時30分に笹ヶ峰にある火打山の登山口に到着。登山口入口の駐車場(約30台収容)は既に埋まっていた。近くのキャンプ場の駐車場に停車。
 6時40分に入山料500円を支払い、入山届に必要事項を記載して投函して、山登り開始。火打山は本年2回目の挑戦だ。7時10分に黒沢橋を渡り、7時30分から46分で十二曲りの急登を行き、9時に富士見平(標高2063m)にたどり着いた。自分としては結構なハイペースだった。
 富士見平では、フィリピン人の10人くらいの若い男女のグループに出会った。「どちらの国から来られたの?」「どこで働いているの?」とぶしつけな質問をしたが、笑って答えてくれた。上越市の地元の工場で働いている。休日を利用して山登りに来たのだという。女性の一人が、私たちと一緒に写真に写ってください、と言ってくれて、私も仲間に入った。「はい、チーズ」ではなくて笑顔の掛け声は「ワン、ツー、スリー」であった。変な声かけしたが、嫌われていないのだと安心した。
 富士見分岐から高谷池ヒュッテへ。高谷池ヒュッテは9時50分。「すぐ」向こうには火打山の頂上がみえる。あともうわずかだ。と思ったが、ここからが長かった。高谷池や天狗の庭を左に見ながらしばらくは平たんな道(木道)を歩き、また坂を上る。だんだんときつくなる。ライチョウ平(標高2276m)という見晴らしのいい丘まで約1時間かかった。遠くの山肌にはまだ残雪が残る。ライチョウは残念ながら目にしなかった。
 さらに上る。道の両脇にハイマツ(這松)が生い茂り、アーチ状になっていておもしろい。ライチョウ平から1時間。山頂に着いたのは11時50分だった。およそ5時間。はじめてにしてはまあまのペースだった。こんなに長く歩いたこと最近なかった。火打山頂への道のりは長いのだ。

馬場秀幸  カテゴリー:その他