雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

9月8日 被告人から預かったキャッシュカードには要注意 その2

2022.09.08

 被告人(外国人)が自分に疑いをもったらどうしよう?と考えながら接見に出向いた。
 別にやましいことなんてないが、彼はウルドゥー語を母国語とする外国人で、通訳を頼むにしても時間がかかり、通訳が来るまでの間は私が一人で接見する。通訳人がいない場合、彼はウルドゥー語の代わりに英語で私に話すのだが、その英語がまた私にはわからん。私が英語を不得手としているのも理由の一つだが、彼の英語じたい訛りがひどいので聞き取れないのである。
 通訳人に電話したがすぐには来れないというので、今度も一人で行くことになった。だから、こっちのいうことが伝わるのかどうか、そして残高がないことを理解してくるのかどうか。こういう不安を抱えながら、彼と面会した。
 
 ところがだ。彼は私を疑うこともなく残高が足りなかったことを説明してくれた。

 彼は、逮捕される直前一か月分の仕事をした、当然給料が会社から入金されると思っていた、残高がないということは会社が給与を振り込んでくれていない可能性が高い、会社に確認してみてくれないか?と言った。
 
 そうか。そんなことあるのかなあと思うが、訴訟記録も見ていなかったので会社に確認する必要性はある。何よりも話が通じて不審に思われないことがうれしかった。

 それにしても、安易に預金の引き出しの代行を安請け合いするのは注意したほうがいい。少なくとも最新の残高などを確認しておく必要があるだろう。

馬場秀幸  カテゴリー:仕事