雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

宮本亞門 人生面白がっていいではないか。

2019.10.11

 「失恋して、ぼろぼろ泣いていても、客観的に周りから見たら、もう、本当に人間っていとおしいよね、となるんですね。演劇という、人間が人間を観察していくことを、僕たち舞台人はやっている。だから僕は、日々、がんを含めた人生を面白がっています。」(朝日新聞2019年10月7日付 宮本亞門「命の勲章いただき 生きる」)
 宮本亞門さん。前立腺がんの手術を受けて、今も術後の後遺症で尿漏れがある。恥ずかしい。でもそれを含めて生きることなんだと受け止める。「負の感情も認めて、生きていることそのものがすごいよね、ととらえていたい」
 法律相談をしながら相談者の生活や人生を垣間見させてもらう。泣いたり笑ったりだけれど、すべてをいとおしく思える。演劇も弁護士の仕事も案外似ているのかもしれない。

馬場秀幸  カテゴリー:その他