雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

誠実さのかけらくらいは持ち合わせていたい。

2019.10.17

 弁護士をして21年経つのかな。最近はできる限りお客さんに事件の見込みを説明して共有するように努力しています。後になって「こんなはずではなかった」とか「あなたに支払ったお金がムダだった」とか言われたくないからです。
 でも、その見込みというものがお客さんが期待するものとは異なる場合もあります。そうなると、お客さんは「じゃあ、泣き寝入りなのか」とか「依頼者のために頑張ってほしい」「強気で向かってほしい」などと言われることになる。でも、こういう時は割り切って「泣き寝入りです」「頑張っても結論は変わらないかも」「世の中解決できないことはいくらでもあるんです」と開き直るように心がけています。
 それでお客さんが離れてしまうのなら、それでいいさと思うのです。自分には等身大の自分しか見せることができません。「オレに任せておけば大丈夫」なんて言えません。
 今日も少しそんなやりとりをして、疲れましたが、自分を貫くことができました。悔いは全然ありません。

馬場秀幸  カテゴリー:仕事