雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

1月14日 夫に未練はないが小さい子のために夫婦関係を続けるべきかどうか悩む人に。

2020.01.14

 夫に未練はないが、小さい子がいる場合。離婚して自由になりたいと考えるか。それそも子が不憫だから子が大きくなるまでは婚姻関係を続けるか。いろいろ悩む方は多いと思う。
 ボクの考えはこうだ。片親だと肩身が狭くて子がかわいそうだという気持ちはわかる。しかし、親同士が会話もない張り詰めた緊張が続いていたり、或いは毎日のようにケンカが繰り返されたりする状況では、育てられる子もまたかわいそうだ。親の意向を絶えず気にして遠慮してそれが子育てにいいわけはないと思う。子どもたちの感性は大人よりも遥かに鋭く繊細だ。隠そうとしても夫婦のさりげない仕草に夫婦の不仲を感じ取り悩んでいる。
 それよりは、片親でも、相手から解放されて落ち着いた環境で育てられたほうがいいのではないかと思う。片親が不憫だというのであれば、相手と子との面会交流を妨げずに自由にさせればよいのではないか。
 自分の自由を制限しなくても、子どもが立派に育つことはできると思うんだけれど。

馬場秀幸  カテゴリー:仕事