雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

3月22日 政府の新型コロナウイルス対策がよくわからん。

2020.03.22

 「政府、与党は22日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急経済対策で、国の財政支出をリーマン・ショック後の対策の15兆円を上回る金額とし、民間支出も含めた事業規模を30兆円超にする方向で調整に入った。大規模な2020年度補正予算を編成する。国民への現金や商品券の支給のほか、外食や旅行代金の一部を国が助成することを検討。中小企業の資金繰り支援も強化し、事業継続や雇用維持を支援する。財源には赤字国債の発行を検討する。」(共同通信オンライン2020.3.22)
 
 「外食や旅行代金の一部を国が助成する」って何なのさ? 一斉休校、不要不休の外出を控えてほしいということと矛盾するんではないかねえ?収束の見込みが立たなければ、怖くて外出もできないんじゃないかな?、提言する内容も提言する時期も現実の必要性に基づいていないのではと思うんです。
 まず、報道ステーションでも言っていたけれど、救援対策と景気対策とは峻別するべきであって、今必要なのは前者の救援です。今、観光産業や飲食業などのサービス産業などが大打撃を受けている。今までせっかく育ててきた産業が、このままでは倒産が相次ぎ大きなダメージを受けることは必至です。そうならないためには、この産業に集中的にお金を入れるしかない。私は、無担保でかつ無期限の融資をするべきだと思います。それから、税金などの猶予、令和の徳政令ですよね。これをするほかない。影響を受けていない産業や大企業は当面の間経済の収縮には耐えてもらう。そして、収束が見込まれた後に大規模な経済対策を打てばいいんんじゃないか?
 ボクはこんな考えですが、どうでしょうか?

馬場秀幸  カテゴリー:その他