雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

6月24日 糸魚川市の緩~い体質

2021.06.24

 糸魚川市の行政が絡む事件をいくつかこなしてきた。
 一言でいえば、糸魚川市の体質は「ゆる~い」のである。
 最近の典型例は、市職員が逮捕、起訴された官製談合事件である。行政と民間業者とが完全に慣れ合っている。私自身の経験でいえばこういうこともあった。ある文書を作成して文書データを提出したら、不都合だということで、多くの部分をバッサリ削られそうになったことがあった。これはさすがに文書偽造だと抗議をしたら、さすがに市当局は削ることには撤回した。その代わり、文書の多くがノリベン(墨塗り)にされてしまった。
 地元企業の経営者と話をしたとき、オレが市長を動かしているんんだ、なんと言われたこともあったなあ。法とか公正とかいう理念が優先されるのではなく、優先されるのは「お友達」関係のようである。これはもしかしたら、日本中の自治体に共通していることなのかもしれない。しかし、そういう不公正なことが露わになったのであれば、それを正すことが求められるだろう。
 糸魚川市に思い入れはまったくないけれど、糸魚川の住民の皆さんにはずいぶんお世話になってきた。住民の皆さんがもっともっとおかしいぞという抗議の声を上げていく必要があるんではないでしょうか?

馬場秀幸  カテゴリー:その他