雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

8月5日 ヒロシの『ソロキャンプ入門』(SB新書)

2022.08.05

 今日は、電話で激しく言い合いになる案件が二つくらい続き、疲れてしまった。精神が興奮してどうしたら落ち着かせることができるかと考えた。本を読もう、どの本がいいかと思って手にとったのが、お笑い芸人ヒロシの『ソロキャンプ入門』。
 ヒロシさんがキャンプを最初にしたのは小学校の頃。親父に教えてもらった。大人になっても、芸人仲間に連絡してグループキャンプをしていた。ただ、キャンプの計画を練るのは主にヒロシさんだった。
 ある日、彼がキャンプ場でみんなのご飯の仕度をしていると、後輩芸人が「焼きそばないんっすか?」と言ってきた。食べたいものがあったら各自持参してとあらかじめ言っていたのにもかかわらず。そこで、彼の気持ちの糸がプツンと切れた。「俺はいったい何のためにキャンプをやっているんだろうか?」そこから、彼の一人キャンプが始まったそうだ。
 まだ序章を読み始めたばかりだが、よんでいるうちに、彼の声が聞こえてくるような錯覚になる。自虐的なんだけどしんみとした語りは人の心を落ち着かせてくれる。
彼は、ソロキャンプが日常の面倒な人間関係やしきたりから自由になって自分自身を取り戻す場であると言っている。
 夏休みはソロキャンプに最適だが、お盆の時期は雨マークが続き、野外でキャンプや登山ができるかどうかやや心配。

馬場秀幸  カテゴリー:書籍・映画