雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

9月8日 小選挙区制ー議席が現職の『私有財産』のようになっている。

2021.09.08

 自民党の事務局長だった久米晃さん、小選挙区制は問題が大きいと言う。
「有能な人が複数いても、同じ政党で1人でしか候補になれないので、スタートラインに立つこともできない。議席が現職の『私有財産』のようになってしまっています」
「公募しても議員の子どもが手を挙げると、党幹部はその人を候補sにする。そして、世襲が続いてしまう」(朝日21.9.7、久米晃「菅首相退陣してもカギはコロナ対策30議席減の覚悟を」)
 小選挙区制では選挙区で一人しか選ばれない。陣取り合戦で手っ取り早く勝利するには地盤を引き継げる人を選ぶのが最善だからだろう。公認争いも熾烈になる。実権を持つ党中央には逆らうこともしんどくなる。有能だからといって議員になれるわけでもない。また、一人しか選ばれないわけだから少数政党は排除される。 
 小選挙区制が導入されて30年余り。余り政治がよくなったとは思えないが。

馬場秀幸  カテゴリー:その他