年: 2019年の記事一覧
生活保護受給申請のこと
生活保護の受給申請の付添をした。女性は内縁関係の夫が死亡して一人きりになった。無収入で遺族年金の受給もできるかどうかまだわからない。そこで、とりあえず生活保護を申請しようということになった。少しだけの時間、市役所の1階 …
れいわ旋風
(れいわの)「街頭演説を何度か聞いて驚かされたのは、山本代表以外のほぼ無名の候補者たちが発する言葉の強さだった」「元派遣労働者のシングルマザーは「若者が政治に無関心なんて絶対にウソ。政治が若者を、貧乏人を排除している。 …
刑事弁護人としての履歴 その6
(すべてを失っている人だけが無罪を争うことができるというおかしさ) 否認を貫けば保釈は検察官立証が終らない限り認められない。したがって、被告人の身柄勾留は続く。これが人質司法だ。 まともな職をもっているものであれば、 …
刑事弁護人としての履歴 その5
(ゴーンは特別?保釈の運用状況) 最高裁の統計によれば、第1回公判前に被告人が保釈された率は、2000年の48%から2017年の66%に増加している。これだけみると、被告人の身柄に関わる手続は改善されているともいえる …
刑事弁護人としての履歴 その4
被疑者が無罪を主張する事件では、いろいろな方から「善意」の忠告をされることがある。あいつ(被疑者)は素行が悪いとか、絶対に犯罪をしているんだとか。こういう場合は「雑音」として無視するしかない。そもそも100%善人な人間 …
司法関係者の夏休み
裁判所に夏休みはないが、裁判官はいずれも夏になると夏休暇を取る。したがって、8月は余り弁論や公判が入らないので必然的に弁護士も少し楽になる。 しかし、一刻も早く解決してほしいと思う依頼者にとっては、裁判官たちの夏休み …
刑事弁護人としての履歴 その3
母がかわいいと思っているわが子を殺めてしまったり、無理心中したりすることがある。 これは、考えてみればおかしい話だが、現実には怒ってしまうのだ。それは、人間も極限状況に追い込まれれば正常な判断ができなくなるからだ。 …
刑事弁護人としての履歴 その2
刑事事件で争った2件目は保険金殺人事件だ。金融機関の職員が、顧客の債務を顧客の生命保険で返済してもらうことを企てて、知人を使ったその顧客を殺害したというものだ。私は、その職員の弁護人になった。いわゆる共謀共同正犯だ。手 …
暑くてへとへとになる。
車内の温度が35度。暑くてへとへとになった。 直江津にあるスーパーマーケットの駐車場に車を置いて店に入ろうとしたら、店の入口前で一人の初老の男性がイスに座ってタバコを吸っていた。よく見たら私の以前のお客さんであった。 …