雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

年: 2021年の記事一覧

5月25日 自然科学が苦手です。

2021.05.25

 小さい頃から理科が苦手でした。だから、自然と文系選択で今日まできました。  しかし、弁護士の仕事をしてわかりましたが、弁護士の仕事には理系も文系もありません。医療過誤事件なら当然理系の知識が必要になるし、交通事故でも過 …

5月24日 コロナのとばっちりその58 上越方式のワクチン接種

2021.05.24

 新潟日報の読者投稿欄「窓」で、上越市のワクチン接種の方式が褒められていた。  投稿者は、上越市が集団ワクチン接種に日時と会場を指定する方式を取り入れ、居住地ごとに案内を送り、予約のための混乱がない、と紹介した。長岡市で …

5月23日 リコール運動をめぐる署名偽造事件 責任者の無責任な態度にひたすらあきれる

2021.05.23

 地方の首長に対する解職請求は、一人の住民にとっては政治的な意見を直接表明するものです。しかも数が多数集まれば首長を解職させることもできるのです。住民が直接に政治に参加するもので極めて重要な権利といえます。  今回の愛知 …

5月22日 父90歳。

2021.05.22

 父が満90歳になった。今日から91歳目の道を歩くことになる。子どもらでささやかな食事会をしてあげた。  父は「我が家の誰もがしていない経験をしています」と言った。父の父は77歳で死去していた。自分の父よりも随分と長生き …

5月21日 糸魚川市の官製談合

2021.05.21

 こういう事件は、談合からはじかれた業者が腹いせに垂れ込みで捜査がされることがあります。また、談合を画策する当事者は物的証拠を限りなく残さないようにします。だから、物的証拠や被疑者が自白でもしていない限り、事件が本当にあ …

5月20日 入管法改正 ブラックボックスに光を!その5 (改正案取下げの背景)

2021.05.20

 内閣が入管法改正案を取下げた。  今回の法案は、在留許可の特別申請を求めている者でも一定の条件が満たされれば本国に送還したり、或いは仮放免を認めるにあたって監視者をつけることを条件にする、というものだ。増加する収容者を …

5月19日 入管法改正 ブラックボックスに光を!その4(入管法の何が問題か?)

2021.05.19

 入管法の何が問題なのか?  刑事事件の身柄拘束の場合と比較しましょう。  刑事事件の場合、人が犯罪の嫌疑を受けて拘留されたり、刑務所に収容される場合、それは裁判所が決める。しかし、外国人の収容期間は、入管当局の裁量で決 …

5月18日 入管法改正 ブラックボックスに光を!その3 (ウィシュマさんのこと)

2021.05.18

 名古屋入管で死亡したスリランカ女性ウシュマ・サンダマリさんのこと。  彼女は、スリランカの大学卒業後2017年6月に来日。千葉県内の日本語学校で学んでいた。しかし、親からの仕送りが途絶えて18年6月に退学。「留学生」の …

5月17日 入管法 ブラックボックスに光を! その2

2021.05.17

 オーバーステイの外国人についての退去強制手続きが始まると、外国人は強制送還がなされるまでの間、原則として入管施設に収容される。この入管施設での収容については入管庁の裁量が大きい。例えば収容年数に期限はないし、健康状態が …

5月16日 入管法 ブラックボックスに光を! その1 (オーバーステイ)

2021.05.16

 ボクら弁護士(普通のマチ弁)が入管法に関わる事件は不法滞在(オーバーステイ)です。  在留期間の更新又は変更を受けないで在留期間を経過して日本に在留していること(オーバーステイ、入管法24条4項ロ)が発覚すると、退去強 …