雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

カテゴリー: 仕事の記事一覧

11月14日 石綿関連の作業現場での労働者、悪性腹膜中脾腫で労災認定

2022.11.14

 労働事件は専門ではない。しかし、田舎の弁護士である以上、依頼を受けたら断れない。知らない、わからないことでもやるしかない。  一昨年のことである。地元の知り合いから連絡があった。しばらく前に石綿の作業現場で働いていた男 …

11月13日 最近多くなった盗撮事件

2022.11.13

 今日は真面目な仕事の話です。  スマホなどが普及していつでもどこでもあまりにも簡単に写真が撮れるようになった。必然的に盗撮も増加し、刑事事件になる例も増えている。  盗撮とは、承諾も得ずに勝手に撮影をすることをいう。盗 …

11月8日 養育費調停を逃げた相手に、裁判所が調停に代わる審判

2022.11.08

 今日は仕事の話。  この前、養育費調停から逃げる人のことを書いた(「養育費の調停から逃げる人」)。相手方が調停期日を無断で欠席した事件で裁判所が審判をしてくれた。 (収入は統計資料からの推計)  養育費を決めるには、当 …

11月6日 お客さんとの意思疎通がうまくいかない。

2022.11.06

 お客さんとの意思疎通がうまくいかないことがよくある。  自分は気が短いこともあって、あなたは何でわかってくれないのという思いが顔に出る。そういう態度をお客さんに批判されようものなら、頬のあたりがひくひくする。あまり、客 …

11月4日 夢を語る姿にみとれてしまう

2022.11.04

 弁護士の仕事っていうのは現実に向き合う。しかも、その仕事の多くはトラブルや失敗の後始末である。お客さんがやってきて夢なんて語られても、その夢、誰かに乗せられてないか?なんてついつい心配してしまう。夢をみれないなんて悲し …

11月2日 養育費の調停から逃げる人

2022.11.02

 最近、養育費の請求の相談が多くなった。  ほとんどは、女性からの相談で、別れた男性が養育費を支払ってくれない、というものだ。  最近の例だが、最初の期日に欠席、次の期日を設定しようとして裁判所が連絡をとってもいたずらに …

10月27日 時効の制度 その2 割り切れなくて当然。

2022.10.27

「20年以上前の性被害 訴え棄却 父への賠償請求権「消滅」広島地裁判決」(朝日新聞2022.10.27)  女性は、実の父親から小学4年生のクリスマスの日の夜に姦淫され、明確に拒否できるようになった中学2年まで姦淫行為が …

10月24日 若い方々の後見役に期待する。

2022.10.24

 最近、たまたまなんでしょうが、親の事件の打ち合わせや相談に、20代の息子さんや娘さんが付き添ってきて、親と一緒に事件の話を聞いてます(私はさりげなく名刺をお渡しして「何かあったらいつでもどうぞ」と営業してますが)。   …

10月20日 夫が妻に出ていけといいだす時

2022.10.20

 仕事上の体験だが、夫が妻に出ていけという場合、女性の影が見え隠れしていることがよくある。  夫が妻を嫌っても、「出ていけ」と自ら言い出すことはめったにない。というのは、妻が多くの場合家庭内での家事のほとんどを担っており …

10月19日 時効の制度 その1

2022.10.19

 時効という制度をご存じですか?  ある一定の期間を経過すると、権利を取得したり、或いは権利が消滅したりする制度です。  例えば、他人の土地であったとしても、その土地を所有の意思を持って10年或いは20年占有していると、 …