生活保護受給申請のこと
生活保護の受給申請の付添をした。女性は内縁関係の夫が死亡して一人きりになった。無収入で遺族年金の受給もできるかどうかまだわからない。そこで、とりあえず生活保護を申請しようということになった。少しだけの時間、市役所の1階 …
生活保護の受給申請の付添をした。女性は内縁関係の夫が死亡して一人きりになった。無収入で遺族年金の受給もできるかどうかまだわからない。そこで、とりあえず生活保護を申請しようということになった。少しだけの時間、市役所の1階 …
(すべてを失っている人だけが無罪を争うことができるというおかしさ) 否認を貫けば保釈は検察官立証が終らない限り認められない。したがって、被告人の身柄勾留は続く。これが人質司法だ。 まともな職をもっているものであれば、 …
(ゴーンは特別?保釈の運用状況) 最高裁の統計によれば、第1回公判前に被告人が保釈された率は、2000年の48%から2017年の66%に増加している。これだけみると、被告人の身柄に関わる手続は改善されているともいえる …
被疑者が無罪を主張する事件では、いろいろな方から「善意」の忠告をされることがある。あいつ(被疑者)は素行が悪いとか、絶対に犯罪をしているんだとか。こういう場合は「雑音」として無視するしかない。そもそも100%善人な人間 …
裁判所に夏休みはないが、裁判官はいずれも夏になると夏休暇を取る。したがって、8月は余り弁論や公判が入らないので必然的に弁護士も少し楽になる。 しかし、一刻も早く解決してほしいと思う依頼者にとっては、裁判官たちの夏休み …
母がかわいいと思っているわが子を殺めてしまったり、無理心中したりすることがある。 これは、考えてみればおかしい話だが、現実には怒ってしまうのだ。それは、人間も極限状況に追い込まれれば正常な判断ができなくなるからだ。 …
刑事事件で争った2件目は保険金殺人事件だ。金融機関の職員が、顧客の債務を顧客の生命保険で返済してもらうことを企てて、知人を使ったその顧客を殺害したというものだ。私は、その職員の弁護人になった。いわゆる共謀共同正犯だ。手 …
最近、否認事件の依頼を受けた。とりあえず自分の履歴を記録しておきたい。 新潟にいた時の事件(たしか弁護士2年目だった)。酔っぱらいの男性が古町の飲食店街を歩いていたところ、向うからやってくる女性にナンパ目的で声をかけ …
借金の支払いに困るから相談するわけで、当然、債務整理は、債務者本人のため、その本人の生活を再建するためにしなければならない。 ところが、時々、他人がした事件処理をみると、首をかしげるものもある。 今日の相談もそうだ …