もう一つ理由がある。 　依頼者（女性）には離婚に至るまでの経緯をメモに書いてほしいと伝えていたのだがなかなか書いてくれない。打ち合わせの時に問いただしてもなかなかうまく話せない。そうこうしているうちに時間だけが過ぎてい …

　「財産分与と慰謝料の支払を主張されておりますが、その理由が書かれていないので次回までに準備してきてください」 　調停委員が遠慮がちに私に言った。まったくその通りであった。離婚調停の申立てをしてはみたのの、離婚や財産分与 …

　７月１２日に書いた新潟の警察で勾留されてしまった被疑者の事件、無事に不起訴で終わった。２３日間の勾留期間のうち、計４回接見に行った。往復２４０キロの車の旅を４回したわけだ。５日に１回の割合での面会だった。被疑者が満足し …

　昨日、昔の依頼者から、今警察に任意同行を求められている、逮捕された場合には面会に来てほしいとの連絡が事務所にあった。 　今日、警察がその依頼者の接見要請を伝えてきた。その警察は何と新潟東警察署であった。上越市から１３０ …

　パキスタン人が被疑者の国選弁護事件にあたってしまった。 　言語はウルドゥー語。上越のような田舎町にはもちろんのこと、新潟県内にもウルドゥー語の通訳人はいない。 　とにかく早めには接見に行かないといけないので、とりあえず …

　「〇〇さんからお電話ですが･･･。」と言われたが、〇〇さんと言っても記憶がない。事件の内容を聞いてようやく思い出した。６月１９日のブログで書いた、上司から怒られてばかりのお客だった。話がなにかと思ったら、パワハラの証拠 …

　６月２２日の約束通り、依頼者の自宅を再訪した。親父さんは元気だった。 　部屋に入る。この前も書いたが、老人の一人暮らしの割には部屋が片付いている。加齢臭もない。なんでなんだろう？ 　早速、仕事にとりかかる。 　預金通帳 …

　個人で居酒屋を経営していた方が事務所に来られました。 　コロナ禍で休業していたが、店も再開したいのだが、負債があって困っている、どうしたらいいか？という相談でした。 　 　私は、負債を免除してもらう破産申立てをしても仕 …

　私は仕事が雑だった。いや、今も雑であるかもしれない。 　だから、反省してできる限り丁寧を心がける。 　事実を「丁寧に」拾い上げる。拾った事実から「丁寧」に事実を推論する。 　

　私が仕事に関係して常に注意すること。相手の人格否定をしない。主張は事実に基づいてすること。それでも失礼なことをしたと気づいたら、そのときは潔く謝ること。こういうことを心がけることが、弁護士の品位を保つことになるのではな …