雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

月別: 2022年8月の記事一覧

8月11日 立ち食いソバの話 その3

2022.08.11

 昔、駅のホームや駅前には立ち食いソバ屋があった。高田駅前にもあった。  駅ホームで思い出すのは、信越線の横川駅だ。この駅は、駅弁「峠の釜めし」を販売するホームで有名なところ(だった)。東京に行くとき、この駅の停車時間が …

8月10日 立ち食いソバの話 その2

2022.08.10

 暑い日が続く。  昨日、立ち食いソバ屋で働く女性の姿が美しいと書いた。  それは、女性に限らない。  40年も前。ボクは高校を卒業して東京に来て浪人生活を送っていた。横浜市緑区にあった予備校の寮に住み、田園都市線を利用 …

8月9日 立ち食いソバの話

2022.08.09

 暑い日が続く。  暑すぎてついつい塩の効いた食べ物がほしくなる。この夏はなぜか立ち食いソバだ。  この前は、事務所にいても暑すぎてだるさを感じて仕事も進まない。車を走らせて近くの「越善」というスタンドそば屋にソバを食べ …

8月8日 修習生に戻って学び直してみたいと時々思う。依頼者を説得する技術

2022.08.08

 暑い日が続く。  ある交通事故の事件。過失割合が問題になる。審理を重ねるうちに事案がわかり、おおよその過失割合も決まってきた。裁判官も、代理人も、話し合いで決着かあ、という雰囲気になる。  しかし、依頼者は納得しない。 …

8月7日 「藁」になりたい

2022.08.07

 事務所のホームページから、ある男性が「藁にもすがる思いで」事件の依頼をお願いしたいと申し込まれてきた。  たしかに、怖い事件で一人で対応なんてとてもできない。依頼を受けることにした。    「藁」は、「わらしべ長者」の …

8月6日 孤独が高じると、些細なことでも大袈裟に考えてしまう。

2022.08.06

 最近、毎日のように接見に警察に行っている。  今日は、被疑者と言い合いになった。彼は、私が全然熱心に話を聞いてくれない、自分を見捨てているんではないか、とても残念だ、と言ってきた。決してそんなことはないのだが、ただ彼に …

8月5日 ヒロシの『ソロキャンプ入門』(SB新書)

2022.08.05

 今日は、電話で激しく言い合いになる案件が二つくらい続き、疲れてしまった。精神が興奮してどうしたら落ち着かせることができるかと考えた。本を読もう、どの本がいいかと思って手にとったのが、お笑い芸人ヒロシの『ソロキャンプ入門 …

8月4日 スッカスカの申立書 その3 

2022.08.04

 スッカスカの空白を埋めなければならない。これは裁判所を説得するためでもある。そして、自分の人生の区切りをつけるためにも有益である。  調停期日では待ち時間がある。相手が調停室に入っている間、私たちは待合室で待っている。 …

8月3日 スッカスカの申立書 その2

2022.08.03

 もう一つ理由がある。  依頼者(女性)には離婚に至るまでの経緯をメモに書いてほしいと伝えていたのだがなかなか書いてくれない。打ち合わせの時に問いただしてもなかなかうまく話せない。そうこうしているうちに時間だけが過ぎてい …

8月2日 スッカスカの申立書

2022.08.02

 「財産分与と慰謝料の支払を主張されておりますが、その理由が書かれていないので次回までに準備してきてください」  調停委員が遠慮がちに私に言った。まったくその通りであった。離婚調停の申立てをしてはみたのの、離婚や財産分与 …